プライドを捨てたほうがいいという話
2021/08/10(火)
連続更新26日目です。
今日も、ネタを捻り出して頑張っていきましょう。
今日は、プライドのお話をしようかと思います。
皆さんは、プライド持って生きていますか?
僕はとうの昔に捨ててしまいましたw
といっても、ここ2年ぐらいの話でしょうか?
それまでは私は読書週間などもなく、ひたすら車をいじくり回している毎日を送っていました。
単純に車は好きでしたし、競技をやっていたので、ライバルとのタイム差が縮まることに喜びを感じていました。
そのために仕事をしていたというのもあるし、とにかくそのために人生が回っているという感じです。
そしてその頃の私は、基本自分のことしか考えておらず、人付き合いが苦手な僕は基本的に話しかけてくれる人としか会話をしませんでした。
というのも、モータースポーツって、ある程度ランクが上がってくると、クラブチームなんかに所属しないと、参加がしずらくなったりするものなのです。
というわけで、クラブの人とばかり話していました。
クラブ外の人は敵とみなしていた訳です。
今にして思うと、僕は何故こんなに堅苦しいことをしていたのだろうとしか思わないのですが、この頃はそれほど勝ちに執着していたのでしょうね。
だからこそ、ドラテクもある程度までは上がったし、もっと上を目指そうとしていました。
でも、そういうモチベーションの保ち方って、すごく疲弊するんです。
こんなに頑張っているのに、全然差が縮まらない。
寧ろ勝負事なので、パズルのピースが上手くはまってないと、差が開いていくこともあります。
僕はそこで気持ちが折れて、競技の世界を一旦離れることになりました。
ここで何が言いたいかというと、執着は良くないということです。
そもそも僕は、車が好きで、もっとクルマが上手くなりたくてこの世界に入って行きました。
それがいつの間にか、勝負に勝つ事がメインになって、しかもそこだけを追い求めるようになっていったのです。
もちろん勝負事に変わりはないので、勝つのは大事なのですが、本当に大事なのはそこではないだろうという事です。
僕らは、その大会に参加するのに、すごく多くの方の力を借りています。
まず、運営の方々、そして車を譲ってくれた方、車を作ってくれる方、そしてアドバイスをくれる方、全てが揃って初めて競技というものが成立しています。
ここをないがしろにして、自分勝手にやろうとすると、どうしても周りから浮いてしまいます。
どんな世界でもそうなのですが、成功者という人は、総じて人たらしが多いです。
少し言葉は悪いですが、人から道具を借りたりとか、人を使う事が上手いのです。
それは何故かというと、その人が、人に使われるのも上手いからです。
winwinの関係といったらいいでしょうか、お互いに得をする提案をする事ができる人です。
そういう人が多い気がします。
実際に上位にずっといる人達はみんな人当たりが良いというか、良くも悪くもドライです。
寄ってくる人には丁寧に対応し、嫌味のある態度をとりません。
僕は、その辺が足りない事を辞めてから気づくことになりました。
こういう場では、斜に構えるのでは無く、自分を曝け出す方が成功し易く、そして自分もハッピーになれるのです。
ただ、これって言葉で読んでも中々身体で理解するのは難しいのも分かります。
僕も辞めてから気づくまで1年半くらいかかりましたので…
そんな人におすすめなのが一旦その場から離れてみる、ということです。
やっぱり、プライドが邪魔して心が消耗しているのであれば、その場から一旦離れてみるというのが1番の近道だと思います。
そして、心について勉強してみるのが一番いいと思います。
特に競争という行為は人を熱狂させてくれますが、その行き着く先には心の安定はなく、消耗だけです。
特に元々争うのが好きでは無い人間は余計に消耗しやすいのです。
そして、できれば人に貢献できるような事を探してみるのがいいでしょう。
人のために何かをするのはとても気持ちの良い事です。
最近、私は人の車で競技に一度復活したのですが、どうやら、その方が僕を誘って下さった背景には、僕が参加しないとそのクラスは参加者不足で競技として成立しないという状況でした。
こういう状況であれば、僕は久々に車遊びできるし、人助けとしても走れるわけなので両方とも良い関係になれるわけです。
こういった助け合いの行動を増やしていきたいですね!
では、今日はこの辺で失礼します。