勝つことにこだわりすぎるとあまりいい事がない話
2021/11/10(水)
連続更新114日目
競争にこだわりすぎた成れの果て
皆さんは競争するという言葉をどう捉えているでしょうか?
競争するのはいい事だという人もいれば、消耗するから好きではないという方もいるかもしれません。
僕も元々は学生という時代があったので、結構いろんなところで競争は経験してきました。
学業の成績や部活動の順位など、日本ではさも当たり前のように競うことが行われていますが、そこにこだわりすぎるのも問題があるのではないかと僕は思ってしまいます。
極端な話になりますが、オリンピックなどのトップを争っている選手などのドーピング問題などがたまに世間を賑わせたりしますが、競争って行き過ぎるとこういう問題が起こってしまいます。
あと、またオリンピックを例に出すと、こうしたトップクラスの競争というのはどうしても注目されて持ち上げられがちになります。
僕は、この持ち上げるという行為は好きではありません。
選手にとって過度のプレッシャーを与えることになってしまうからです。
そこに耐えるのも選手の役目だとおっしゃる方もいるでしょうが、こうした外因的な影響でパフォーマンスに影響が出るのはあまりいいことではないですよね。
そして、勝った場合はいいのですが、負けた場合は急に落とされます。
この上げて落とすというのがどれほど選手にとって辛いかというのをわかっている外野がどれだけいるでしょうか?
いきすぎた競争はコントロールが難しくなります。
その競争をしている本人は気づいていても周りが盛り上がりすぎて制御不能になってしまう事もあります。
メンタル的にきついのであれば思い切って降りる決断も必要です
競争にこだわりすぎて自分を見失う、もしくは背伸びをしすぎていると自分で思っている場合は要注意です。
かなりのストレスが体にかかっているはずですので、やめるという決断も視野に入れる必要があります。
というのも、僕も競争の世界で一度本当に1番を目指していた時期があります。
ただ、5年、6年と続けていくうち、自分の実力というか限界という物が見えてくるときがくるのです。
これ以上の伸び代がないというか、何を改善していいのかわからないという瞬間が必ず訪れます。
そうした時にアドバイスをくれる仲間や師匠のような存在がいるのならいいのですが、そうした道しるべがないまま惰性で続けるのはあまりいいことではありません。
僕はこの段階で、何をしていいのかわからなくなり、その競争から降りることになりました。
結果的に、この決断は自分を次のステージに進めるために随分と役に立ってくれました。
結局はライバルや師匠などの人間関係や繋がりが大切です
よく、結果を残す人は人間もできているという事が多いですが、実は逆で、人間ができていないと結果を出す事ができないというのが今の僕の見解です。
というのも、上でも書いたとうり、独りで努力している人というのは壁が出てきた時に、どうしても回り道をしてしまいがちです。
アドバイザーがいる人は、その壁をいとも簡単に超えてきます。
それほど、道しるべがあるというのは大きな事なのです。
こうした繋がりが多ければ多いほど、人は成長しやすくなります。
要するに、勝つことだけに執着するのではなく、その種目を楽しみ、そこに携わる人たちに感謝をする。
礼儀を重んじる人が結果を出しやすく、しかも充実した競争ができるのです。
まずは背伸びをやめてみよう
そうなるための第一歩として、僕は背伸びを止めようということをオススメしています。
勝ちにこだわるあまり、少し背伸びした自分を演じていませんか?
あまりメリットはありませんので、等身大の自分をさらけ出した方がいいです。
最初は恥ずかしいと思うかもしれませんが、みんなカッコをつけにきているわけではないので、意外といいリアクションが帰ってきたりします。
例えば、どうしてもできない技や再現できないことなどを、どういうことを意識しているか、思い切って聞いてみるというのはどうでしょうか?
下から、教えを乞うような感じでいけば、大抵の場合は教えてくれたりします。
僕も、当時はなんとなく恥ずかしかったので、聞けなかったのですが、こういうことは聞くはいっときの恥ですが、聞かぬは一生の恥です。
聞かないほうが損をしますので、積極的に聞いていきましょう。
まとめ
競争にこだわりすぎるのは良くないです。
人間関係を大事にしましょう。
背伸びを止めよう。
この3つを意識して行動してみてください。
きっとあなたの成長を手助けしてくれるでしょう。