つい人のせいにしてしまうことへの原因と対策を考えてみた
2021/10/13(wed)
連続更新86日目
つい人のせいにしてしまう人が陥る罠
❶人のせいにするということはまず非難している相手から嫌われます。
自分を非難されたらどんなに仲のいい人でも多少はイラっとするはずです。
特にそれが気の短い人であれば喧嘩に発展するでしょう。
❷他人からの信用を失う
悪い噂というものはすぐに広まるものです。人のせいにしている人は大抵の場合周りの人からもいいイメージを持たれません。
それは後々自分の首を絞めてしまうことにつながってしまいます。
❸自分の成長を止めてしまう
人のせいにした時点で、自分のことを棚に上げてしまいます。
このような心理状態ではなぜその事態が起きたのか、その事態に陥らないために自分ができることはなかったかという振り返りができなくなってしまいます。
この振り返りが成長のためには必須なのですが、これができていない人が多いです。
よって、いつまで経ってもおんなじことを繰り返してしまいます。
疑う前にまず考える
人を疑うときは、まず、その時の周りの状況や疑っている人の視点に立ってもう一度本当にその人だけのせいなのか考えてみる必要があります。
・自分にも落ち度はなかったか?
・その疑っている人の視点で見るとすごく理不尽なことで疑っていないか?
・そもそもそれ以外に原因があったのではないか?
例えば、「家の戸締り」を人に頼んだとします。
しかし帰ってきたら「扉は閉まっていたが、窓が空いていた。」
これだけの情報だったら戸締りをした人に責任を押し付けてしまいそうになりますが、それが、5歳の子供だったらどうでしょう。
おそらく、もっと詳しく説明しておくべきだった。
とか、そもそも別の人に頼めば良かったなど、なんらかの反省点が見えてくるはずです。
上の例は極端にわかりやすく書いていますが、相手の視点に立って考えると、ちょっと理不尽なことを言ってしまっていたなど、少し周りが見えるようになってきます。
周りが見えるようになるというのが、人のせいにしないことのメリットになります。
周りが見え始めると、行動を起こす前から、物事に対してある程度の予測が立つようになります。
そこでこのままだとうまく回らないだろうな、と思ったところに先手を打てるようになります。
この先手を打つというのは非常に重要で、そういう人が1人いるだけで組織というのはどんどんスムーズに回って行くようになります。
こういう人間になれば、それなりに上のところまで手が届いてしまうのが、人のせいにしないというところのすごいところです。
質問をする
とはいえ、いきなりそこを目指すのはなかなかハードルが高いので、まず1番最初に試していただきたいのが、質問をするということです。
質問というのは、案外難しいものです。
人間というのは、歳を取ればとるほど今までの経験をもとに物事を考えるようになってきます。
こうなってしまうと、早とちりをするという事態が起きてしまう事があります。
これは非常にまずい事です。
今まではこれで良かったから今日もこれで行こうというのは、前提条件が前回と全く変わらないという条件でしか成立しないことになってしまいます。
これでは、新しいパターンが出てきたときに対応ができなくなってしまいます。
そんな方におすすめなのが、この質問をするという行為です。
質問相手は基本は自分自身です。
絶えず自分に疑問を投げ続けてください。
絶対にその答えは自分自身の中にあるはずです。
では、今日は失礼します