目的と手段をはき違えないようにしないと陥るやばい事
2021/10/04(mon)
連続更新77日目
あなたは目的と手段について考えよう
皆さんはこの目的と手段について、どのような考え方をお持ちでしょうか?
人によっては、あまり考えていないという方もおられるでしょうが、それは非常にまずいと僕は思っています。
というのも、そこを考えてないということは行き当たりばったりで生きているということになるからです。
例えば、通勤用に車を購入するとします。
車はあくまでも移動するための手段です。
しかし、せっかく買うのであればいい車が欲しくなるところです。
装備の豪華なレクサスやベンツなどいい車はたくさんあります。
しかし、使用目的は通勤です。
毎日の通勤にそんな高級車が必要でしょうか?
これが目的と手段を考えるということです。
実際に移動手段として考えた時に、そんなにコストをかけて車を買う必要性がなかったりする事が多いのですが、見栄や車屋のセールスに負けて、結局使用目的にしては高いものを購入してしまうということは結構耳にする話です。
目的と手段をはき違えると起こること
先程の例でも挙げたことのように、目的と手段を履き違えるとこんなはずじゃなかったのに・・・
という事が結構な頻度で起きます。
特に僕が思うことの中で、1番まずいはき違えは、人が自主的にやろうとしていることにご褒美としてお金を渡すなど、外的要因でかえってやる気が落ちてしまうといったことです。
要するに、その人はこれをやりたいと自分からやる気を出してその物事に望んでいるのに、そこにお金という外的な報酬を与えることで、目の前ににんじんを吊るされた馬のような構図が出来上がります。
この状況では、一時的にはやる気が出るかもしれませんが、長期的に見るといつかはやる気が無くなるといった事が起きてしまいます。
これをアンダーマイニング効果と言います。
実際にこういう言葉があることからも、目的と手段をはき違えると結構まずいという事が理解いただけると思います。
特に、職場の人間や、自分の子供にこれをやってしまうとまずいです。
その人の未来を潰してしまうことにもなりかねません。
そうならないために
皆さんには、目的と手段といったこのふたつの要素を勘違いしないようにしていただきたいです。
特に、アンダーマイニング効果は他人や自分の人生すら変えてしまう可能性があるので、気を付けてくださいね。
こうした事にならない様にする為に、PDCAを回すというのを日頃から心がけておくといいと思います。
P.プラン
計画を立てるという事です。
D.ドゥ
実際にやってみます
C.チェック
やってみての結果に関して評価します。
(ここは感想や失敗したかな?ということをメモにでも箇条書きで書いていくとわかりやすいと思います。)
A.アクション
その失敗を元にまた新たな対策を立てて行動します。
パッと見は関係ないように思えるかもしれませんが、このチェックの段階がとても重要です。
実際に起こした行動に対して、客観的に見つめ直す。
そして、それを見える化して対策を立てる。
これをくり返すうちに、自然と行動を起こす前から行動した後の結果が想像できるようになってきます。
要するに、最初から完璧を目指していてはダメなのです。
まずは失敗できる範囲で実験を繰り返し、そのフィードバックをいかに自分の成長につなげるか。
これが全てです。
この行為は、メタ認知とも似ています。
ここに関しては、書籍等もたくさん出ていますので、勉強したい方は1冊手にとってみるのもいいかと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。